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jcss校正とはいったいなんのこと?

jcss校正とは、Japan Calibration Service System の略称です。
これは計量法に基づいたトレーサビリティ制度を表し、「個々の校正が測定不確かさに寄与する、文書化された切れ目のない校正の連鎖を通して、測定結果を計量参照に関連付けることができる測定結果の性質。
」と定義されています。
「トレーサビリティ」の意味は、ある測定結果が必要な精度を満たすために、その測定機器の校正手段が国際標準や国家標準などに対する連続した比較校正の流れの中に位置づけられていることです。
また、物を流通させる際、安全を確保するために、栽培や飼育、材料確保から加工・製造・流通、その後の廃棄のされかたなどの全ての工程・過程を明確にすること、あるいはその仕組みのことという意味でも使われます。
難しい単語がたくさん並びました。
一つずつ、見ていきましょう。


軽量計測トレーサビリティというのは、上記したように「不確かなもの」です。
では、不確かというのはどういうことなのでしょうか? 例を出しましょう。
昔、とある島の住人のある人が毎日正午に大砲を撃ち、島に時刻を知らせていました。
そしてその人は、街に買い物にいくときに街の時計屋さんで時刻を合わせます。
しかし、時計屋さんはなんと、正午に撃たれる大砲の音を指標として品物の時計の時刻を合わせていました。
さて、正しい時刻というのはどちらでしょう? 答えは、「島の中ではどちらも正しく」「どちらを基準としても良い」のです。
それでは、島の外と時間を合わせるのにはどうしたら良いのでしょうか。
その時にこそ、軽量計測のトレーサビリティが必要になります。
不確かなものに寄与する測定結果を、軽量参照に関連付けて考えて性質を見出し、正しいものに導くのが「軽量計測のトレーサビリティ」になります。


さて、jcss校正に戻りましょう。
これは「計量標準供給制度」と「校正事業者登録制度」の二本の柱から成っています。
計量標準が大砲の音、時計屋さんが校正授業者と考えてください。
時計屋さんが時計の時刻を合わせるように、特定標準機、あるいは特定標準物質により校正を受けた計量器などでユーザー(つまり時計を使う人ですね)の計量器や物質などの校正を行います。
このとき、時計屋さんが「校正事業者登録」をしていて、jcssの認定を受けていると、証明書のどこかにjcss認定のマークを入れることができます。
さて、世界には不確かなものであふれています。
長さ、質量、温度、光、体積、圧力、硬さ、濃度、速度……さまざまなものが不確かなものとして認定されています。
それと同時に、「正確にするための基準」も決められています。
これらを決めるのが、jcss、そしてそれを校正するのがjcss校正、というわけなのです。

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