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jcss校正は第三者が能力あるとした校正制度です
世の中には温度計や圧力計などいろんな計測機器があります。これらの計測機器は研究所や製造現場などで使用されていますが、年月が経過すれば徐々にその計測する値が微妙に狂ってくる可能性があります。これを放置しておくとその狂いはさらに大きくなって信頼性がまったくなくなってしまいます。そのために計測機器を定期的に点検して修正しなければなりません。この修正作業のことを校正と呼びますが、この校正自体には厳密な決まりが存在していませんでした。そのため従来の校正では計測機器の使用者とその機器を校正してきた業者の信頼関係で成り立っていました。けど世の中がグローバル化してくると、これまでのような校正のやり方では本当に信頼できるのかという疑問が出てきました。そのため本当の信頼できるやり方としてjcss校正が誕生しました。
このjcss校正は計量法校正事業者登録制度の略称で、第三者が校正能力があると証明できる制度です。その第三者というのはNITE認定センターで、ここが国に成り代わって校正能力があると審査しています。審査の結果で合格するとJCSS標章付校正証明書を得ることができます。そのNITE認定センターに校正能力があると判断されるにはISO/IEC17025というのを認定基準にする必要があります。そしてその認定基準をクリアできる能力があると認められるとJCSS登録事業者として扱われることになります。そしてJCSS登録事業者として日本で登録されてるのは28社であるとされます。その28社を探す方法の1つは独立行政法人製品評価技術基盤機構のホームページから検索で行うことです。そのホームページでは長さや角度など24の登録区分、計量器の種類、フリーワードの3つの方法で探すことができるようになっています。
けど今の時代は国際対応が要求される時代となっています。jcss校正では日本国内で第三者が校正能力があると証明していますが、外国でお墨付きをもらうには、さらに国際MRA対応認定事業者に登録される必要が出てきます。現在の日本のJCSS登録事業者の大半は国際MRA対応認定事業者となっていますが、これに認定されるとJCSS認定シンボル付校正証明書を得られるようになります。これは国際相互承認扱いとなり、これが通用する国はイギリス、ドイツ、オーストラリア、アメリカなどと同等の立場となります。なお肝心のjcss校正を依頼する場合は依頼者自身で検査周期を決めていただくとされます。これは計測機器の使用環境がそれぞれ異なってるからとしています。ただし多くの業者は年に1回の検査実施を推奨しています。また校正を依頼して得られたjcss校正証明書にも有効期限というのはありません。